2013年11月20日水曜日

甲州百目を干し柿に


パイプの中から、ヒメツツハキリバチの育房が出てくるという珍事などありましたが、今年も、甲州百目柿を干し柿にしました。

甲州百目は、1個が100匁というから、300~400グラムはある大きな柿です。不完全渋柿で、熟し柿にしても甘くなり、とろとろのゼリー状になったのをスプーンですくって食べるのもいいですが、やはり干し柿にすると、絶品です。干し柿というと、しわしわで硬いというイメージですが、甲州百目の干し柿は、何せ元が大きいので、表面は乾いても中はまだジューシーで、食べ応えがあります。硫黄で燻蒸して乾燥させるあんぽ柿より、自然で素朴な味わいです。

例年、南アルプス市のJA駒野共同選果状で予約をしてケース買いしているのですが、今年は不作のため業者が高値で買占めてしまったため、JAには出荷されず、買えませんでした。たまたま、韮崎の知人の世話で、その人が借りている畑の脇になっている甲州百目を、大家さんに紹介していただき、取らせてもらいました。ありがたいことです。

パイプの穴の中から出てきたものは?


今年も干し柿を吊るそうと、去年からずっとぶら下げていたパイプを掃除していたら、筒の中から写真のようなものが出てきました。何かの虫の巣と思うのですが、いったい何か???













葉っぱが筒状につながっていて、長さは40~50cmあります。
ほぐしてみると、1つ1つは3~4cmくらいの部屋に分かれていて、その1つの部屋には、繭状の袋のようなものが入っていました。






その繭を破いてみると、何やら虫の形をしたものが入っていましたが、既に干からびていました。









ネットで調べてみると、これはどうやらヒメツツハキリバチの育房だったようです。
http://homepage2.nifty.com/higeoyaji/himetsutsuhakiri.htm

2013年10月2日水曜日

薫炭作り

秋作用に薫炭を作りました。秋作用といっても、今から植えられるものは限られてしまいますが、薫炭をホームセンターで買ってばかりいる訳にもいかず、自分で作れば惜しげなく使えます。


籾殻は昨日のうちに用意しました。籾殻はコイン精米機のタンクからもらってくればよく、材料代はただです。
朝6時半ごろから準備を開始し、7時過ぎに火を付ました。

午後3時半過ぎ、やっとここまで黒くなりました。途中、放っておいたのでく、裾の方から黒くなるのを、籾殻を継ぎ足しては、何回も小まめに混ぜ込んでいます。


午後4時に、薫炭作りの煙突を取り除いたところです。

午後4時15分、山を崩し、水を掛けて、一段落です。

でもこれでおしまいではないです。このままにしておくと、燻り出してきます。びしょびしょになって、水が下から流れ出すようになるまで、たっぷり水を掛け続けます。

火の力ってすごくて、水がたらなくて灰にしてしまったことが、何度もあります。できたと思った薫炭を納屋に入れ、それで火事になったという話も聞きます。

たかが薫炭でさえ、制御するには注意が必要なのです。

参考までに、手前に転がっているのが、薫炭を作る煙突です。

薫炭の作り方をちょっと解説すると、まず置き火にする焚き付けを20cm位積みます。豆柄がいいといいますが、今回はタテズの古くなったのこ使いました。笹とかカヤの乾いたものでもいいです。

その上に、円錐形の傘を置き、それに煙突を立てます。そうしたら、脇の方に新聞紙などを押し込み、それに火を付けます。火が付いたところで、傘の回りに、籾殻を注ぎ掛け、山にして行きます。

初めは、火を付けた方の炊き付けが早く火が回るので、煙突が傾いてきたりしますが、かまわず籾柄を注いで行きます。

そうして安定したところが、最初の写真と言うわけです。

2013年9月23日月曜日

ナナフシも真っ青!

連れ合いの野良里が、畑で見つけたものです。トマトの枯れ枝を整理していて、変な枝があるなと思ったら、それが下の写真の虫です。


これはどう見ても小枝にしか見えません。

でも虫です。さわってみると、ご覧のように丸く体をくねらせます。







尺取虫の一種で、エダシャクといわれているもののようです。シャク蛾という蛾の幼虫ですが、エダシャクだけでも、ウメエダシャクとかヨモギエダシャクとかクワエダシャクとか、植物ごとにそれぞれのエダシャクがいそうなくらい、たくさんの種類がいるようです。

ほんとに自然ってすごいですね。そしてそれを一つ一つ調べている人間っていうのも、おかしな生き物です。

庭に生えてきたキノコ

8月末からは雨の日が多くありました。地面の湿り気味で、庭のあちこちからキノコが生えてきました。
次の写真のその一つです。

調べると、ホコリタケというキノコのようです。そんなにめずらしいものではなく、ゴルフ場など芝生に生えて、厄介がられるそうです。

別名、キツネノチャブクロといい、おおきくなると茶色っぽくなり、てっぺんの孔から大量の胞子を出すとのこと。

2013年7月28日日曜日

お見事、ナナフシ!

今朝、台所の網戸に止まっていた、昆虫のナナフシです。
本当に、見事です。これで木にとまっていたら、枝と見分けが付かないですよね。





なんで、こんな形になれるのか、自然ってぇ~え、不思議なのもですね。


2013年7月27日土曜日

ビッピとその子猫の紹介

去年の12月ころから、家に居つくようになった野良の子猫、ピッピと、そのピッピが5月24日に生んだ5匹の子猫たちを紹介します。

ピッピはかしこくて、ちゃんと自立している猫です。寄って来たオス猫をお母さん猫だと勘違いするような、間抜けの飼い主とは、ちょっと違います。これから子猫におっぱいをやろうと、横になって子猫を呼んでいるのが、そのピッピです。ピッピ自身がまだ10ヶ月くらいで、まだ一年たっていないような、若いお母さんです。あげられていませんが、ネズミやモグラを捕まえてくれるので助かります。
ごはんですよ
おっぱいの時間ですよ!


5匹におっぱいをあげるのは、大変。もうボーっとしてしまいますよ。

5匹の子猫は、3匹が白と黒のブチで、2匹が雉トラです。ブチの中でちょっと額の広いのがデコ、逆に顔の白いところが細いのがチゴ、中間なのがミディ。雉トラのうち、目の縁が白く目立つのがメガネ、全体に黒っぽいのがクロです。
 上の写真で右にいるのがメガネ。真ん中でこっちをみているのがミディ、背中を見せているのがチゴです。下の写真の右側でよそ見をしているのが、デコ、一番左の背中の黒いのがチゴ、お尻を見せているのがクロ、真ん中のブチがミディ、ピッピに抱えれているのがメガネです。

 ピッピが妊娠したとき、堕胎と避妊をしようとしたのですが、とても捕まえられるような柔な猫ではなく、とうとう子猫を生んでしまったのですが、今度は、この5匹の子猫の貰い手を捜さなければなりません。どなたか、子猫を飼いたいという方はいませんか? 。


2013年6月20日木曜日

ブログをはじめます

6月も後半になって、やっと梅雨らしい天気となりました。農作業も一休みとなり、やっとブログを始める時間がとれました。

で、口開けは、虫の写真を2つアップします。ちょっと前になりますが、一つはかまきりの赤ちゃんです。鉛筆の先にいるのがそれです。わかりますか? かまきりの成虫は見慣れていると思いますが、その赤ちゃんって、こんなに小さいのですね。かまきりって幼虫から蛹という変態なしに、卵から即、成虫の形になるのですね。

拡大すると、ちゃんとカマキリの形がわかります。
2013.5.12 庭にて


次は、ちょっとわかりずらいですかね。白井沢の畑で、とうが立ってしまったイタリアンパセリにとまっていたゾウムシの一種です。「日本産ォウムシデータベース」というサイトで名前を探そうとしたのですが、それこそゾウムシだけでさらに10種の科に分かれていて、とてもみつけることはできませんでした。パンダのような白黒模様からすると、オジロアシナガゾウムシかな? というところです。かの養老猛先生が夢中になるというのもわかりますね。
2013.6.11 白井沢の畑にて

野良里のホームページもご覧ください。